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「バドミントン投法」の150キロ右腕が語る 「ドカベン」山田斬りの秘策とは

スポニチアネックス - 5月23日(土) 9時0分

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(スポニチアネックス)

 本紙22日付紙面で「コロナ禍の独立リーグ選手の今」を特集した。今季からルートインBCリーグ・神奈川でプレーする杉浦健二郎投手(22)は高校(麻溝台)時代、バドミントン部に所属した異色の経歴を持つ最速150キロ右腕だ。取材の際、漫画「ドカベン」の話で花が咲いた。
 杉浦は「高校野球編、プロ野球編などシリーズは全部読んでいます」という大の「ドカベン」ファン。主人公・山田太郎が明訓高野球部でチームメートの「男」岩鬼や「小さな巨人」里中らと共に個性派揃いの好敵手と戦い、甲子園優勝を目指す物語は世代を超えた人気を獲得した。
 物語内では高校通算打率・750を誇る山田太郎を倒すべく、多くの好投手が登場。クリーンハイスクールの影丸投手は柔道部から野球部へ転向し、山田に挑戦した。柔道経験を生かした背負い投げのようなフォームが特徴。「(経歴が)影丸と重なるものがありますね」と話す杉浦は高校時代、バドミントン部に所属。3年間ラケットを振り、「“バドミントン投法”じゃないですけど…1点に力を入れる感覚をつかんだ」と影丸と同様に競技を越えたノウハウ会得で最速150キロの剛速球を投げる土台を作った。「ラケットを縦に向けた状態から外側に回して、ラケットの面が正面に向いたところで当てる感覚がリリースと似ている」とバドミントン経験者ならではの感覚を時折、自問しながら話した。
 また「ドカベン」では赤城山高・木下投手が「両投げ」で強打者・山田を苦しめた。杉浦も「左投げで遠投80メートルは投げられる。草野球では左で捕手、内野を守った」と木下に負けない器用ぶり。「両投げ」を生かし、左打者に対して、左投げの秘密兵器投入はあるかと問うと「今は封印しています」と笑顔で首を横に振った。
 高校時代に唯一、明訓を破った弁慶高の武蔵坊は両打ちのスラッガー。同じく両打ちの杉浦は「実は打撃の方が自信がある」と投手の調整と並行し、ひそかに自宅でバットを振っている。「もちろん投手としての練習が最優先」と前置きしたが、「大学時に在籍した草野球チームでは5試合連続本塁打した良い思い出もある。けが人が続出した緊急時などはチームの助けになることがあると思う」と野手への意欲も示した。
 最後に、山田をどう抑えるか聞くと…。「ど真ん中に直球3つです。よく山田はど真ん中にびっくりして見逃しているので」と、「ドカベンあるある」で山田攻略を語った。
 BCリーグは6月中旬以降の開幕予定で調整中。「ドカベン」の世界からやってきたような「バドミントン投法」杉浦のお披露目は近い。(記者コラム・柳内 遼平)

 

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