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【坂本正秀の目】次こそ3強撃破へ鍵は「積極的休養」

スポニチアネックス - 7月12日(金) 0時48分

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(スポニチアネックス)

 ◇テニス ウィンブルドン選手権第9日 錦織圭—フェデラー(2019年7月10日 英ロンドン・オールイングランド・クラブ)
 全豪でジョコビッチ、全仏でナダル、ウィンブルドンでフェデラー。錦織は4大大会の準々決勝で3選手に敗れた。この壁を乗り越えるは相当大変だが、錦織が今回つかんだのはどれだけ体力を残せるかというところだ。序盤戦で体力温存でき、フェデラー戦は期待を持たせる入り方だった。体力温存できれば、歯が立たなかった相手にこれだけの勝負ができる。
 ウィンブルドンは前哨戦を欠場したが、1回戦で芝に慣れることができた。休み方もうまくなっていた。それは自信がないとできないこと。不安があったら休養日に練習をしてしまうが、大胆に休んでいた。状態が悪いのではなく、積極的な休養だ。右上腕部の痛みかと思ったが、表情がよかった。調子がいいので休みます、という印象だった。フェデラーやジョコビッチは調子がよくて自信があればしっかり休む。錦織も休み方が、かなり分かってきた。
 錦織はベスト8を目指しているわけでなく、それ以上の優勝を見ている。そのために勝ち方にもこだわっているのが見えた。1〜4回戦ではここを取らなきゃということで攻められていた。芝のウィンブルドンということで、より積極的になった。今までなら集中が抜けることがあったが、試合が終わるまで集中し切れていた。常々、体力勝負と言われるが、本人が一番分かっていると思う。
 今の錦織のメンタルは充実していると思う。ここまで安定してベスト8まで行っている。上しか見えない。そして、下には負けない。3強の選手と対戦する時にどう体力を残すか。彼ならできるとあらためて感じた。
 これからハードコートのシーズンが始まる。錦織のストローク戦は世界に通用する。あのフェデラーすら嫌がっていた。本人の中ではストロークならいけると手応えがあると思う。ウィンブルドンは4回戦までサーブがよかった。ハードコートでもキープ率を維持できれば、あれだけのリターンができる。キープが簡単にいけば、リターンでプレッシャーをかけられる。さらにサーブの質を高めるのが大きな鍵。3強の1人に勝って、また日本中を驚かせてほしい。(WOWOW解説者、日本協会公認S級エリートコーチ)

 

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