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隠岐の海、平幕で唯一の4連勝 反抗心は故郷の島にあり

朝日新聞デジタル - 9月11日(水) 22時27分

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(朝日新聞デジタル)

(11日、大相撲秋場所4日目)
 隠岐の海は、宝富士を受け止め、うまく小手に振った。平幕で唯一の4連勝。だが、本人の口から出るのは反省の言葉ばかり。「受けてしまっている。あれでいいか、と思っちゃう、そういう自分に勝てない」
 20歳代の頃は幕内上位の常連で、190センチを超す体格で将来を期待された。だが、体調不良で稽古が満足にできなくなった。そして、いま34歳。「正直きついし、昔に比べて今は弱い。けがもしていないのに相撲が怖い」。ただ、同じ口でこうも言う。「でも、それを乗り越えたい」
 心の芯に故郷がある。
 島根・隠岐の島の島民には「反抗心」があると隠岐の海は言う。ここぞというときになにくそと動ける、江戸時代には松江藩の統治に反発し役人を追い出したこともあるのだ、と。
 その江戸時代が起源とされる隠岐古典相撲が、いまも残る。公共施設の完成などお祝いごとがあると、島をあげて開かれる神事だ。子どもから大人までの数百人が参加し、夜を徹して取組が続く。隠岐の海も、中高生のときに参加した。
 この島で小学4年のときに相撲を習い始め、19歳で初土俵を踏んだ。それから15年。大相撲、そして島の同年代の力士の多くは土俵を去った。「寂しいし、引退が近いんだなと感じる」。だが、簡単にはやめられない。反抗心を静かに燃やしている。(内田快)

 

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