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苦手な打撃、克服するため親指立てて…鶴岡東の1番打者

朝日新聞デジタル - 8月15日(木) 11時52分

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(朝日新聞デジタル)

 鶴東打線がまたつながった。大会第9日の14日、鶴岡東は春の選抜大会で準優勝した習志野(千葉)と対戦し、二回の集中打や終盤の長打攻勢で勝った。鶴岡東が甲子園で2勝するのは初めて。県勢としても4年ぶりの16強入り。大会は台風10号の影響で順延し、次戦は第11日(17日)の第4試合で関東一(東東京)と対戦する。
■苦手の打撃 工夫重ねて克服 鶴岡東・河野宏貴選手
 苦手だった打撃を克服し、チームに欠かせないリードオフマンに成長した。
 八回表2死一、二塁。鶴岡東の1番打者、河野宏貴(かわのこうき)選手(3年)は2ストライクと追い込まれ、バットを短く握り直した。
 「大事なのはタイミング」。相手の投じた変化球をしっかり目で追い、泳がされながらも必死に食らいついた。打球は左翼手の頭上を越え、2人が生還。試合終盤にリードを広げる貴重な適時打となった。
 野球が盛んな大阪府出身。中学時代は硬式のクラブチームに所属し、全国大会にも出場した。だが「ポジションはベンチ」。グラブさばきには自信があったが、打撃が課題で主な出番は守備固めだった。
 「この悔しさは甲子園で」。そんな思いを胸に、堅守に定評があると聞いた鶴岡東に進んだ。持ち味の守備に磨きをかけ、2年春には遊撃手のレギュラーをつかみ取った。
 だが試合で全然打てない——。試合を見に来てくれた両親に、チームのスタッフが「守備はピカイチ。ただ打席に立つときは、目をつむって……」。
 そんな自分を変えようと、冬の間はかじかむ手でひたすらバットを振った。いつも隣には大井光来捕手(3年)。スイングの軌道ばかり気にしていたが「大事なのはタイミングだ」とアドバイスをくれた。
 色々な工夫を重ねる中、動画サイトで見つけたのが、両手の親指を立て、目だけを動かして交互に見るトレーニングだ。動体視力が鍛えられるといい、続けるうちにボールがしっかり目で追えるようになった。
 今春以降、課題だった打撃が向上し、打順は1番を任されるようになった。山形大会では打率4割5分を記録し、仲間たちの間でも河野選手のトレーニングが広がった。小西悠太部長は「自分で考えて取り組んだからこそ、つかめた結果」と成長を認める。
 2安打1打点と活躍した1回戦に続き、この日も2安打3打点と好調を維持。「練習してきたことが報われて良かった」と河野選手。先頭打者として、まだまだチームを引っ張っていくつもりだ。(西田理人)

 

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