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智弁学園1年生4番、球場沸かせた 「絶対帰ってくる」

朝日新聞デジタル - 8月14日(水) 9時45分

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(朝日新聞デジタル)

 智弁学園は12日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で八戸学院光星(青森)と対戦した。先行されながら、六回に塚本や前川の適時打などで7点を挙げて一時逆転。しかし、終盤に再逆転を許し、8—10で敗れた。3年ぶりの夏の舞台は、初戦で幕を閉じた。
■1年生4番「絶対帰ってくる」 前川右京君
 6点ビハインドの六回裏、智弁学園が反撃ののろしを上げた。4番の前川右京(うきょう)君(1年)も右前適時打を放ち、チームを勢いづけて打者が一巡。なお1点を追う2死満塁で、前川君は再び打席に立った。
 「前の適時打は、いったん忘れよう」。新たな気持ちで臨み、高めに浮いたチェンジアップをたたいた。「抜けてくれ!」。打球が遊撃手の前で跳ね、左中間へ。走者2人をかえし、逆転。智弁学園スタンドがどっと沸いた。
 入学直後の4月上旬、初めての練習試合。前川君は1打席目で本塁打を放った。春の県予選から5番打者に起用され、今夏の奈良大会で4番を任された。大役に、不安をぬぐえなかった。奈良大会は初戦から準々決勝まで無安打。「どうしたらいいんだろう」
 そんな前川君を支えたのは兄の夏輝君(3年)。三重代表・津田学園の4番打者だ。試合が終わる度に、LINEで相談した。
 「お前が打てなくても、チームが勝てるように頑張ればいい」。自分の結果しか見ていなかったことに気づいた。「気持ちが楽になりました」
 準決勝は2打数2安打3打点。決勝でも3打数2安打の活躍を見せた。
 甲子園の初戦前も兄からLINEが届いた。「今日は勝つだけや。しっかり甲子園で暴れてこい」
 その言葉に応えて、5打数2安打3打点。塚本大夢(ひろむ)君(3年)は「あいつが4番でよかった。たくさん助けられた」とたたえた。
 それでも前川君には悔いが残る。八回に同点とされ、その裏の攻撃。1死一、三塁で三球三振。「あそこで打てる4番にならないと……」
 甲子園の土は、持ち帰らなかった。「成長して、ここに絶対帰ってきます」

 

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