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マウンドで重ねた人さし指、思いは一つ ピンチの時も声

朝日新聞デジタル - 7月12日(金) 10時15分

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(朝日新聞デジタル)

 第101回全国高校野球選手権長野大会は11日、4球場で、2回戦計9試合があった。しんきん諏訪湖スタジアムでは、長野俊英が上田千曲との投手戦を、1—0で制した。12日は、同球場でウェルネス筑北—長野東の1試合(2回戦)が行われる予定。
■思い一丸 重ねた人さし指 北部・坂城
 劣勢で迎えた八回裏2死満塁。北部・坂城の主将熊井蓮(れん)(北部・3年)は、マウンドに集まった内野陣の円の中心に、人さし指を突き出した。仲間たちも応じるように指を重ねる。「いくぞー!」。主将のかけ声に全員が「おう!」。この回は無失点で切り抜け、普段は別々の高校に通うチームが、一体になった。
 昨夏も連合を組んだ両校。ただ今夏も組むと決めた春の段階では、野球への取り組みに差が見られた。3年生がいて、部員不足のバレー部の活動に参加しながらも地道に練習してきた北部に対し、1、2年生のみの坂城のテンションは低め。坂城の田中孝太郎(2年)は「冬に退部者が出たこともあり、練習をサボったこともありました」。
 連合チーム発足後、北部の3年生たちは坂城を含む下級生を「明るく」鼓舞し続けた。ついていけない部員もいたが、北部の中條泰勝監督は「3年生は決して怒らず、常にいい雰囲気で盛り上げていました」。
 初戦のこの日、盛り上げたのは坂城の下級生たちだった。四回裏、1点を先制され、なおも満塁のピンチ。「ピッチャー。いける、いけるよ!」。マウンドのエース桜井翼(北部・3年)に、二塁手・田中は声をかけ続けた。この回は最少失点。桜井は「下級生の声が力になった」。
 終わってみれば得点はゼロ。それでも熊井らが二塁打を放つなど、見せ場は作れた。守備でも八回裏を始め、ピンチをしのいで食い下がった。熊井は言った。「最後まで一丸となってやりきった。今までになく楽しめた試合でした」(里見稔)

 

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