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トレード可能性の消えたダルビッシュ 焦点はオフのFA200億円攻防

THE PAGE - 7月18日(火) 5時2分

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(THE PAGE)

「そういう可能性もあるなと。別にどっちでも大丈夫です。もちろんテキサスは好きです。好きというのと契約をするのは全く違う話。ビジネスなので」

 10日、オールスターゲーム前日に行われた会見で、レンジャーズのダルビッシュ有はトレードについて尋ねられると、そう答えたそうだ。

 これをどう読み解くか。

 まずトレードの”可能性”について考える。

 ウェーバーを経ずにトレードができる7月31日までに動くチームは2種類に分けられる。アメリカでは、バイヤー(買い手)とセラー(売り手)と表現するが、バイヤーとは、プレイオフを勝ち抜く上で必要なピースを集める、あるいは、もう少しでプレイオフに届くので、弱点を補強するといったチームのこと。逆にセラーは、プレイオフ出場の望みがなく、再建モードにはいったチームを指す。将来を見据え、ベテラン選手を価値のあるうちにトレードに出し、有望な若手を獲得する、あるいは、オフにフリーエージェントとなり、その選手との再契約が難しそうなので、仕方がなくそれを迫られるというのが、パターンか。

 で、レンジャーズだが、ア・リーグ西地区では2位タイながら、1位のアストロズには16.5ゲームも離され、地区優勝は絶望的。ただ、2チームが出場できるワイルドカード争いでは、2位のレイズまで3ゲーム差の5位タイと微妙な位置にいる。仮に、トレード期限までの約2週間でゲーム差が開けば、ダルビッシュが言う“可能性”は現実味を帯びてくるが、現時点ではどう転ぶかわからない。ESPNのジェリー・クラズネック記者も13日、「レンジャーズは、ダルビッシュとコール・ハメルズについて、話があれば聞く用意がある」とツィッターでトレードを匂わせたが、「もし、7月31日のトレード期限までに調子が上がらなければ」と条件を付け加えた。それが現実的な捉え方だろう。

 ただ、実際のところ、ここから負けが重なろうが、ある程度の条件を提示されようが、レンジャーズの方針そのものは変わらないのではないか。

 レンジャーズの前提は、あくまでも再契約。よってトレードはしない。

 ダニエルズGMは、現地メディアにトレードに否定的な見解を表明した。
 ダルビッシュを簡単に手放せないレンジャーズならではの事情もある。

 知られるように、レンジャーズの本拠地は打者に有利な球場だ。ゆえに、オールスタークラスの投手をフリーエージェントで獲得する上で、分が悪い。ダルビッシュも今年は本拠地と相性が悪く、11試合に先発して、被打率が.231。被本塁打は11本。一方敵地では8試合に先発し、被打率は.191、被本塁打は4本。ごく一部のデータにもそれが現れている。よってチームには長年に渡ってエースが不在だった。そんな中でダルビッシュはついに獲得したエースだったのである。そんな選手を手放せば、代わりを見つけるのに、また、15年にコール・ハメルズをフィリーズから獲得したときのように、若手有望選手を一気に手放すといった犠牲を強いられる。

 一方で発言の後半部分ーー「契約をするのは全く違う話。ビジネスなので」と話したのは、それがお金を意味しているのだとしたら、レンジャーズにとっては好都合だ。レンジャ

 

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