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個性いろいろ、お取り寄せも可能! 年の初めは「お雑煮」で全国のおいしさを楽しもう

らしく。 - 12月25日(金) 18時44分

日本にはたくさんの行事があり、特別な日に食べるごちそうを「行事食」といいます。年の初めに欠かせない行事食のひとつが「お雑煮」ですが、なぜお正月に食べるようになったかをご存じですか? また、地方によって具材や出汁、お餅の形や入れ方に大きな違いがありますが、そのバリエーションにも、それぞれ理由があります。そうした背景とともに、全国の“ご当地雑煮”の中から、お取り寄せもできる、個性あふれるお雑煮をご紹介します。

お雑煮の起源…神様への感謝と「一年の幸せ」を願い、お正月に食べるように

平安時代の宮中行事が、餅をお正月に食べるようになった由来だそうです。高価だったため、一般庶民に広まったのは江戸時代といわれています

餅の原料となる米(稲)には、人間の生命力を強める力「稲魂(いなだま)」が宿ると考えられ、餅は神様に捧げる神聖な食べ物でした。年の初めに、まず「年神様」(=その年の神様)に餅をお供えし、そのあと餅を食べる際に、その土地で採れるものの中でも特上の食材を一緒に煮るようになったそうです。地域により具材が異なるのはそうした理由からで、 “煮雑(にまぜる)”から“雑煮”という名になったといわれています。

お雑煮の餅は大きく分けて「丸」と「角」の2種類

西日本では丸餅をゆでて、関東より東では角餅を焼いて用いることが多いようです

お雑煮に入れる餅は、地域によって形が違います。「鏡餅」に代表されますが、もともと神様にお供えする餅は、米をついて丸める「丸餅」。平安時代以来の文化が残る京都などでは、お雑煮の餅も丸餅のまま伝承されてきました。いっぽう、江戸時代になって人口が爆発的に増えた江戸(東京)では、大量生産のしやすい「角餅」が一般的に。現在では大きく分けて、東日本は角餅、西日本は丸餅を用いているようです。また、お雑煮の餅を焼くか、煮るかなども、地域により異なっています。

西日本は味噌仕立て、東日本はすまし汁仕立てが主流

餅の形と汁の味。東西で大きくスタイルが異なります

味の決め手となる出汁も東と西で大別されます。西日本では、丸餅と同じく公家文化の影響を強く受けて白味噌仕立てが多く、北陸の一部では赤みそも用いられています。ちなみに中国地方ではあずきを甘く煮た汁を使ったぜんざい風の雑煮というところも。一方で東日本は、鎌倉時代や江戸時代の武家社会の影響が強く、その当時の食文化であった本膳料理の伝統からすまし汁仕立てのものが多く作られています。

甘い餅、縁起かつぎ…故郷の数だけ、味がある!

全国のお雑煮の中から、地域の味が楽しめるものをいくつかご紹介します。

豪華な海の幸と、餅の食べ方がクセになる 岩手県「くるみ雑煮」

岩手県の三陸海岸沿いでは、アワビなどの海産物を入れたお雑煮が伝えられています。さらに、いくらをのせる豪華なものも! また、宮古市などの地域では、くるみと砂糖をすりまぜた「くるみだれ」と餅を絡めて食べるのがならわしです。

あっさりしていて切れの良い江戸っ子好みの味 東京都「江戸雑煮」

いわゆる「関東風」と呼ばれる、角餅とすまし汁仕立てのお雑煮です。あっさりとしつつキレのいいコンブとカツオ節の出汁で、鶏肉や小松菜、三つ葉といった青菜を入れます。角餅は焼いたものが主流で、縁起物として小エビを入れるところも。

神様への思いを込めた白いお雑煮 京都府「京雑煮」

湯通しした丸餅を入れた白味噌仕立ての、関西風雑煮の代表格。味噌だけでなく具材にも祝だいこん、里芋など、神様への畏敬の念を込めた白い色のものが多く、彩りで金時にんじんが添えられます。「人の頭(かしら)になれるように」と願いを込めて、男性のいる家庭ではえびいもの頭を入れることも。

白味噌と餡の相性が最高 香川県「あんもち雑煮」

甘く煮た“あずき餡”の入った丸餅が特徴。江戸時代、まだ砂糖が高級品だった頃に「お正月くらいは甘いものを」と広まったそうです。煮干しのいりこで取った出汁に白味噌を溶いた汁でいただきます。ほかの具材には、主にだいこんやにんじんが使われます。

縁起物の出世魚を旨みたっぷりの出汁で味わう 福岡県「ぶり雑煮」

福岡県以外に広島県などでも見られる、出世魚のぶりを使ったお雑煮。福岡・博多では、ぶり、かつお菜、あごだしを用いるのが一般的で、旨みたっぷり! ちなみに、九州地方には「嫁ぶり」という、結婚して迎える初めてのお正月に婿方から嫁方の両親にぶりを贈る伝統もあります。

食べ比べてみたい「ご当地雑煮」

地域色豊かなお雑煮の数々。食べ比べてみることで、その地域の歴史や自然の特色を知るきっかけにもなります。「ご当地雑煮」を扱うオンラインショップでお取り寄せもできるので、ぜひチェックしてみてください。

取材協力/お雑煮研究所


※画像はイメージです。
※2020年12月現在の情報を掲載しています。商品についての詳細は、各販売・提供店舗へお問い合わせください。

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