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国際

台湾、防疫レベルを引き下げ マスク着用の強制は維持

朝日新聞デジタル - 7月24日(土) 8時30分

 台湾の蔡英文(ツァイインウェン)政権は23日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて5月に強化した防疫措置を、27日から引き下げると発表した。1日の新たな域内感染者数はこの10日余り、30人以下で推移していた。ワクチン接種が人口の25%にとどまるなか、政権は、各国が苦慮する流行を再び抑え込んだと判断した。
 発表では、23日の域内感染者数は23人。27日からは幼稚園や塾の再開を認め、集会の人数制限を屋内で50人以下、屋外で100人以下まで拡大する。外出時のマスク着用やスナックなど接待を伴う店舗の営業停止は続ける。他国の措置緩和後の再流行状況なども参考に内容を決めたという。
 台湾は4月以降、国際線パイロットなどから感染が広がり、5月17日には1日で最多となる535人の感染者を記録。累計の域内感染者数は4月末時点の87人から約3カ月で1万4千人まで急増した。政権は5月19日に防疫措置を引き上げ、期限を4回延長してきた。
 影響で、6月の失業者は前月比で8万1千人増え、失業率も0・69ポイント増の4・80%まで悪化。台湾民意基金会の世論調査で、6月の蔡総統の支持率は43・2%まで落ち込み、不支持(44・5%)が逆転したが、政権は経済よりコロナ抑止を優先する方針を貫いた。(台北=石田耕一郎)

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