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吉野氏 “科学の目覚め”は小4も…京大入学当初は考古学に熱中

スポニチアネックス - 10月10日(木) 5時37分

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(スポニチアネックス)

 ◇吉野彰氏 ノーベル化学賞受賞
 吉野彰氏の“科学の目覚め”は、大阪府吹田市で過ごした小学4年のころ。きっかけは、担任の女性教師が薦めてくれた英国の科学者ファラデーの著書「ロウソクの科学」。ろうそくが燃える現象を説明する内容で、本屋で手に入れて読みふけった。会見で「ろうそくはなぜ燃えるのか、なぜ炎は黄色いのか。ろうそくの芯は何のためにあるのかと、子供心に面白そうだなって」と語った。
 子供向け雑誌もお気に入り。付録のゲルマニウムラジオを友達と作ったりもした。
 京大工学部に進み、入学当初に熱中したのは考古学。太古の時代にロマンを感じ、遺跡発掘に熱中した。「専門分野だけでなく、いろんな見方をできる方がいい」。その好奇心が、その後の研究につながった。
 妻の久美子さん(71)とは考古学を通じて知り合い、1973年に結婚。1男2女に恵まれた。久美子さんは普段の吉野氏について「家にいる時はいつもゴロゴロ」。家事は一切やらず「一歩外に出た時とギャップがありすぎる」という。お酒に目がなく、次女の夫と日本酒を飲むことが楽しみだ。
 困難に直面した時、打開策を生み出してきたのは、そんなリラックスできる空き時間。新しいアイデアを「ほわーっと思いつく」と話す。多忙な研究の日々で、それでも欠かさない週末のテニスが大切な息抜きの時間だ。約30年の経験で、久美子さんと仲良く汗を流す。
 高校では水泳部に所属していたスポーツマン。会見でも「全英オープンでしぶこさんが優勝されましたよね。この間、アイルランドに勝ちましたよね」と女子ゴルフ界の“スマイルシンデレラ”渋野日向子(20)やラグビーW杯日本代表の活躍を持ち出した。そして「日本人のノーベル賞受賞でも何でもいい。こうして日本中が大騒ぎする出来事が、子供たちの将来を決めるきっかけになってくれれば」と次代に期待を込めた。
 ≪東大VS京大 8人で並んだ≫京大出身(学部卒業生)でノーベル賞を受賞した研究者は吉野氏で8人となり、これまでトップだった東大に肩を並べた。「自由な学風」として知られる京大は研究がしやすい環境とされ、他大学卒業後に籍を置く研究者も多い。08年に物理学賞を受賞した益川敏英氏や、12年に医学生理学賞を受賞した山中伸弥氏もその一人。京大は西のトップに位置づけられ、今回の吉野氏の受賞で、その存在感をより一層強めた。

 

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