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災害の便乗商法 その手口とは 熱海ですでに業者情報も

朝日新聞デジタル - 7月22日(木) 11時0分

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(朝日新聞デジタル)

 災害に便乗し、住宅の修理代として保険金を請求する——。そんな悪質業者が絡むトラブルが増えている。「無料で自宅を修復できる」と勧誘し、点検を装うなどの手口だ。土石流が起きた静岡県熱海市でも不審な業者の情報が寄せられ、市が注意喚起している。
 熱海市は15日、「災害に便乗した悪質商法にご注意ください」とホームページに載せた。市災害対策本部には、修理業者による不審な勧誘の情報が複数寄せられ、担当者は「電話や訪問を受けてもすぐに契約しないで」と呼びかけている。
 悪質業者のトラブルにはどんなケースがあるのか。
 関西空港が浸水した2018年の台風21号で被害を受けた地域に住み、不審な勧誘を受けた会社員の男性(50代)が取材に応じた。
 「ドローンを飛ばしてご自宅を無料診断します」
 男性は昨夏、知人の不動産関係者の紹介でリフォーム業者からこう勧誘された。当日、1人で訪れた作業員が持ってきたのはドローンではなく脚立。木造2階建ての外壁に立てかけ、屋根に上がった。
 「台風の影響を受けていますね」。屋根から降りてきた作業員は「後はお任せ下さい」と言い、保険請求の「委任状」を書くよう促した。
 だが今春、この業者は、別の地域で保険料をだまし取ったとする詐欺の容疑で逮捕された。
 保険会社が男性宅の屋根を調べると、瓦にはわざとはがして接着剤でつけたような跡があった。業者が保険会社に出した修復工事の見積書では、屋根だけでなく、車でこすり傷ついた柵も「台風の被害」とされ、請求額は100万円超にのぼっていた。
 この業者の逮捕は複数回にわたり、台風被害の点検を装って住宅を故意に壊し、修理代名目で保険金を詐取するなどした疑いが持たれている。男性は「屋根を壊されたうえ、知らぬ間に不正に利用されていた」と憤る一方、「よく分からずサインし、脇が甘かった。自己防衛すべきだった」と悔やんだ。

 

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