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速度よりコスパの流れ JR北のエース特急車、引退続く

朝日新聞デジタル - 5月5日(水) 6時30分

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(朝日新聞デジタル)

 1990年代後半に登場した、JR北海道のディーゼル特急「スーパーおおぞら(現・おおぞら)」用車両の「キハ283系」。石勝・根室線のエースとして活躍してきたが、近年引退が続いている。「振(ふ)り子(こ)機構」と呼ばれるカーブで車体を傾ける装置などを備え、札幌—釧路間の所要時間を45分も短縮。しかし、長年の激走で車体の傷みが進んでいることや、JR北が石勝線脱線火災事故などを機に高速化路線から転換したこともあり、速度よりコスパに優れた新型車両へ道を譲りつつある。
 キハ283系は1997年にデビュー。「スーパー北斗(現・北斗)」用のキハ281系(94年営業運転開始)に続く、JR北の振り子式気動車の第2弾だった。車体を傾けられる角度を、キハ281系の5度から6度に強化し、カーブの通過可能速度を高めるなど、各所で改良が加えられた。
 登場時は最高速度130キロ運転で、札幌—釧路間(348キロ)を、それまでの4時間25分から3時間40分へ大幅に短縮。この車両を使う特急「おおぞら」は、「スーパー」の文字が付き、明確に区別された。
 これまでに63両が製造され、「スーパーおおぞら」のほか、一時は「スーパーとかち」、「スーパー北斗」の一部でも使用され、航空機や高速バスに対抗する、JR北の高速都市間輸送の一翼を担った。

 

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