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子どもが異物で窒息したら? 救急救命士が対処法を解説

朝日新聞デジタル - 9月16日(水) 14時36分

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(朝日新聞デジタル)

 東京都八王子市の私立幼稚園で今月、4歳の男児が給食で食べたブドウ(直径約3センチ)をのどに詰まらせて死亡した。同じ状況になったときにどうすればいいのか、不安を抱く保護者は少なくない。応急処置について広島市消防局に聞いた。
 男児がブドウをのどに詰まらせたのは7日午後、給食中のことだった。苦しそうな様子に教諭が気づき、口に手を入れて背をたたいたが、はき出させることができなかった。男児は意識不明の状態で搬送され、約1時間半後に死亡。窒息死とみられている。
 のどや気管が完全にふさがれると、数分で死に至ることがあり、脳がダメージを受けて障害が残る可能性もある。広島市消防局救急救命士養成所の岸田正臣主査(44)によると、1歳以上の子への対処法として、上腹部を圧迫する「腹部突き上げ法」と背中をたたく「背部叩打法(はいぶこうだほう)」がある。
 「腹部」は、(1)背後から両腕を回し、一方の手を握り拳にし、親指をへその少し上に当てる(2)もう片方の手で握り拳を握り、手前上方に腹部を圧迫するように引き上げる。
 圧迫して胸の内圧をあげることで、のどの異物を押し出すことが目的。岸田さんは「内臓を損傷する可能性があり、この手法をとったら救急隊に必ず伝えてほしい」と話す。
 「背部」は、左右の肩甲骨の間を手のひらの付け根で強くたたくというもの。「座ったり四つんばいにさせたりするといいが、子どもはパニックになっているので立ったままでもいい。特にだめな姿勢はない」と言う。
 1歳未満は、(1)うつぶせにして頭を下げ、手のひらであごを支えて少し後ろにそらせる(2)左右の肩甲骨の間を手のひらの付け根で数回たたく(3)あおむけにし、頭を少し後ろにそらせる(4)乳頭と乳頭の真ん中のやや下を2本の指で胸の3分の1が沈むほど数回連続して圧迫する。

 

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