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クローン牛「かが」が老衰死 「研究の一時代終わった」

朝日新聞デジタル - 10月10日(木) 20時53分

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(朝日新聞デジタル)

 世界初の成牛の体細胞クローン牛として、1998年に石川県内で生まれた「かが」(黒毛和種、メス)が9日、死んだ。県農林総合研究センター畜産試験場が10日、発表した。21歳3カ月で、老衰による衰弱死だったという。
 「かが」は、双子の「のと」(同)とともに石川県と近畿大学の共同研究で98年7月5日に誕生した。今年9月末から自力で立てなくなり、9日正午ごろ、死亡が確認されたという。「のと」は、2018年5月に死んでいる。
 畜産試験場などによると、体細胞クローン牛は肉質や乳量の優れた家畜を大量に作れると期待され、各地の研究機関で開発競争が繰り広げられた。だが、死産や生後間もなく死ぬ割合が高かったことに加え、消費者に受け入れられにくく、研究は下火になった。同畜産試験場にいるクローン牛は現在、2頭だという。
 畜産試験場の担当者は「一般的な牛の寿命は約20年で、かがはクローン牛としては長寿だった。かがが死んだことで、クローン牛研究の一時代が終わった」としている。(木佐貫将司)

 

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