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停電4日目「いつまで体力が持つか…」 耐える孤立集落

朝日新聞デジタル - 9月12日(木) 22時11分

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(朝日新聞デジタル)

 台風15号で大きな被害が出ている千葉県南部。倒木や電柱で道をふさがれて孤立した集落では、住民が電気の復旧を待ち焦がれながら、身を寄せ合って暮らす。一方、海沿いの町は大半の家の屋根や壁が吹き飛ばされていた。
 房総半島南部、富津市金谷の山あいにある集落では、港や駅に向かう唯一の道が倒れた電柱でふさがれ、11世帯約20人が孤立を深めていた。停電と断水の中、往復約10キロの道のりを歩き、コンビニまで水や食料を買い出しに行く。防災行政無線は聞こえず、携帯の電波も届かない。情報源は新聞やラジオのみだ。
 停電から4日目。「電気も通らず、水もない。ほぼ毎日歩いて買い物に行っているが、いつまで体力が持つのか」。5年前からいとこと同居中の50代の男性は嘆く。「電柱をどかすだけでいいのに、それすらしてくれない。行政や東電は何をやっているのか。電気の復旧も物資の支援も、とにかく対応が遅すぎる」と憤る。
 一人暮らしの高齢者もいる。備蓄のカップ麺などで生活している池田幸雄さん(70)は「私ら高齢者が10キロも歩いたら倒れてしまう」と訴える。「クーラーボックスにいれた水や野菜はいつまでもつかね。高齢者は死ぬしかないんだろうか」。東電や国などに対し「大災害だという認識が甘い。自衛隊などをもっと早く投入して早く助けてほしい。ヘリで食料を落とすとか、何でもいい。山間部はいつも後回し。みんな気づかれずに死んでいくよ」と声を荒らげた。
 近くのわき水をくみ、高齢世帯に配る人もいる。住民全員で道路に散乱した木々を掃除し、何とか歩ける道を確保した。市によると、豊岡地区でも、12日時点で10世帯が孤立しているという。

 

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