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養護施設育ちの中高生ら、先輩が支援「殻脱いで話せる」

朝日新聞デジタル - 2月11日(月) 8時30分

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(朝日新聞デジタル)

 児童養護施設や里親家庭で暮らす中高生と、同じような環境で育った社会人らが集まるグループが九州にできた。生い立ちへの悩みを理解しあえる場で、メンバーから「当事者同士のつながりが自立の力になる」との声があがっている。
 昨秋の休日、福岡市内の保育園に高校生4人と大人5人が顔を合わせた。ホットプレートを囲んでクレープをつくりながら、おしゃべりが始まった。
 「尊敬する人は?」。そんな質問に高校生が「今のお母さん」と言うと、隣の生徒もうなずいた。見守った中村みどりさん(35)は「生い立ちで悩んでいるのは自分だけじゃない。わかってくれる人がいると知ってほしい」と話した。
 中村さんは、施設や里親のもとで暮らした経験のある若者たちのグループ「ユースと遊びプロジェクト」(ゆぷろ)の共同代表を務めている。
 関西の乳児院や児童養護施設で育った中村さん。高校生のとき、海外で同じ境遇の若者と交流したのを機に大阪で当事者の交流会「CVV」を立ちあげた。ファストフード店に月1回集まり、おしゃべりを楽しんだ。施設出身の大学生と知り合い、行けないと思い込んでいた大学に進んだ。「良きモデルと出会えた」
 大学で社会福祉士の資格を取り、里親を支えるNPO法人で働きながらCVVの活動を続けた。転勤で2017年春に福岡に来た。実の親と暮らせない子と里親をつなぐ福岡市のNPO法人「SOS子どもの村JAPAN」と協力。昨年2月、ゆぷろを発足させた。
 福岡市近郊の高校生ら7人が参加している。昨年3月にピザランチ会を開き、2~3カ月おきに集まっている。参加費は1回500円。サポーターが関連団体「こぷろ」のフェイスブックなどで呼びかける。高校生は「毎回楽しみ」「毎月あっても来たい」と話す。

 

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