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ピカソ所有する田原総一朗さん、ムンクの「叫び」に衝撃

朝日新聞デジタル - 11月12日(月) 10時17分

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(朝日新聞デジタル)

 ムンクの「叫び」にジャーナリスト田原総一朗さんが興奮気味に語った。「これは衝撃だね。大衝撃。ムンクはいったい何を描こうとしたのか――。分からなさが魅力になっている」。田原さんはこのほど、上野の東京都美術館で開催中のムンク展(朝日新聞社など主催)を訪れた。政治家らに迫るこわもてぶりとは違い、笑顔で「叫び」のポーズも披露した。さらに、帰宅後には「叫び」の人物をスケッチ。その画像も提供してくれた。
 田原さんは美術愛好家で知られ、「ピカソやマチス、ルオーが好きで、彼らの作品を自分で買って持っている」と話す。「ピカソは人間はここまで自由に描けるのだという点がおもしろい。ルオーには宗教的な背景があり、何を描いても温かみがあるのが魅力だ」
 そんな田原さんに、ムンクは強烈な印象を与えた。「感動ではなく、衝撃です。叫びとは何なのか、分からなさがすさまじい。ムンクの大恐怖、一種の狂気が伝わってくる」
 さらに、約100点の作品を見て、「ムンクには顔の描写がほとんどない。人物の中へ中へ、内面の奥底を描こうとしたんだね」と語った。
 今回の展覧会について「ネットで気軽に映像が見られる時代だからこそ、本物を見ることが重要になってくる。多くの人に、この衝撃を体験して欲しいね」と話した。
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■豪華な特装版図録も話題
 ムンク展の図録は、通常版(2400円)とは別に、美術愛好家向けに化粧箱入りの特装版(8800円)が用意されている。
 内容は同一だが、表紙と裏表紙に別々の厚紙を手作業で貼るドイツ装という製本方式を取った。
 ムンクが版画を多く残したことを反映し、版画作品の額絵7点を特装版の付録にしている。各作品の裏には、ムンクの語録を記した。例えば「私の唇に重なった燃えるような二つの唇/天国も、地獄も、ない/二つの黒い目は私をじっとみつめている(スケッチブックより/1930〜35年)」といった具合だ。
 限定500部のところ、開幕1週間で200部が売れた。主催者の図録担当者は、「展覧会の図録では、論文を多く収録した専門家向けの別版をつくることはあるが、愛好家向けに仕様を変えた特装版を設定することは珍しい。担当者としても、高級な印刷・製本技術を駆使して作ってみたかったので好評でうれしい」と話している。
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 「ムンク展――共鳴する魂の叫び」は2019年1月20日[日]まで、上野の東京都美術館企画展示室。午前9時30分〜午後5時30分(金曜は午後8時まで)。月曜と12月25日[火]、1月1日[火][祝]、15日[火]休室(11月26日、12月10日、24日、1月14日は開室)。
 一般1600円など。問い合わせは、ハローダイヤル(03・5777・8600)。詳しくは、展覧会公式サイト(https://munch2018.jp)。

 

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