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宝塚線脱線現場の整備完了 JR西、慰霊碑や追悼施設

朝日新聞デジタル - 9月14日(金) 17時5分

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(朝日新聞デジタル)

 死者107人、負傷者562人にのぼった2005年4月のJR宝塚線(福知山線)脱線事故が起きた兵庫県尼崎市の現場の整備が完了し、JR西日本は14日、遺族らに公開を始めた。「祈りの杜(もり)」と名付けられ、電車が衝突したマンションは一部を保存。慰霊碑や事故を伝える資料を置いた施設を設け、21日からは一般にも公開する。
 敷地は約7500平方メートルあり、9階建てのマンション(高さ約27メートル)は、電車がぶつかった傷痕が残る北側を4階(同約13メートル)まで、南側は1階を残し、階段状にした。劣化を防ぐためとして、アーチ状の大きな屋根で覆った。
 マンション東側の広場中央に慰霊碑と犠牲者名を刻んだ名碑を置いた。敷地内の施設には遺族から預かった手紙や千羽鶴を収めた「追悼の空間」、当時の写真や資料を展示した「事故を伝える空間」を設けた。
 整備を巡っては、遺族らにマンション全体の保存から撤去まで幅広い意見があったが、最も賛成の多かった一部保存に決め、16年から工事に入っていた。
 一人娘の中村道子さん(当時40)を亡くした藤崎光子さん(78)=大阪市城東区=は全体の保存を求めてきたが、「13年余り経ち、詳しく知らない人が増えている。事故の大きさや悲惨さを社会に伝えるため、現場を活用してほしい」と語った。(波多野大介、千種辰弥)

 

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