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1万2640校に問題あるブロック塀 対策済みは8割

朝日新聞デジタル - 8月10日(金) 17時47分

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(朝日新聞デジタル)

 文部科学省は10日、全国の国公私立の小中学校や高校、幼稚園など1万2640校で安全性に問題のあるブロック塀が見つかったと発表した。塀の高さや補強の壁が国の基準を満たしていなかったり、老朽化したりしていた。このうち約8割の1万122校は撤去や注意喚起などの応急対策が済んでいるが、約2500校では終わっていない。文科省は同日、これらの学校についても速やかな安全対策を求める通知を出した。
 6月18日の大阪北部地震で大阪府高槻市立小学校のブロック塀が倒れ、登校中の女児が亡くなった事故を受けて、文科省が調べていた。全国の国公私立学校計5万1085校について塀の安全点検を要請し、7月末までの状況をまとめた。
 ブロック塀があると答えたのは1万9921校。外観の点検で、建築基準法施行令の定める「高さ2・2メートル以下」「補強の控え壁を設ける」などの基準を満たさなかったり、劣化したりしている塀が1万2640校にあった。都道府県別では、大阪府(1180校)が最も多く、東京都(778校)、福岡県(777校)、埼玉県(722校)と続いた。また、塀の有無の報告がなかったり、点検が終わっていなかったりする学校も963校あった。
 危険なブロック塀が確認された学校のうち、1万122校では撤去や、近寄れなくするなどの対策をしたという。文科省は外観で問題なかった塀も、使い続ける場合は内部の鉄筋の状態の点検を求めている。ただ、点検に時間がかかるため、まだ終えていない学校が多いという。
 1万2千校以上で危険なブロック塀が見つかったことについて、文科省の担当者は「これまで建物の耐震化を中心に進めてきて、学校設置者も文科省も(塀への)認識が不十分だった」と話した。今後、撤去費用を補助するための予算確保などを検討するという。(根岸拓朗)
■危険なブロック塀が確認された学校数

      学校数 応急対策済み
北海道   117    117
青森県   107     84
岩手県    37     29
宮城県    88     69
秋田県    84     50
山形県    83     83
福島県   205    191
茨城県   285    229
栃木県   173    137
群馬県   309    303
埼玉県   722    691
千葉県   612    578
東京都   778    505
神奈川県  283    235
新潟県   141    135
富山県    74     62
石川県   126    105
福井県    83     77
山梨県    96     78
長野県    56     49
岐阜県     98    98
静岡県    283   278
愛知県    389   376
三重県    218   218
滋賀県     86    69
京都府    389   220
大阪府   1180   802
兵庫県    708   669
奈良県    139   106
和歌山県   225   170
鳥取県     72    60
島根県     41    29
岡山県    296   119
広島県    277   214
山口県    326   326
徳島県    188   188
香川県    169   157
愛媛県    270   122
高知県    211    57
福岡県    777   707
佐賀県    103    72
長崎県    340    89
熊本県    253   181
大分県    173   161
宮崎県    195   154
鹿児島県   349   262
沖縄県    426   411
計    12640 10122

塀の外観の点検結果。国公私立の幼稚園や小中高校、特別支援学校などの合計

 

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