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日本は避妊選べるのに「意識甘い」 10代へ知識広める

朝日新聞デジタル - 10月12日(木) 11時15分

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(朝日新聞デジタル)

■女性の「性と生殖に関する健康と権利」を広める小野美智代さん(43)
 大学職員だった1999年、旅先のカンボジアで同年代の女性と親しくなった。1年半後に再訪すると、彼女は出産で命を落としていた。当時、同国など一部の開発途上国では、医師や助産師が立ち会うお産は3割以下。出産で亡くなる女性は珍しくないと知った。
 「何とかしたい」と2003年、国際協力NGOジョイセフの広報担当に転じ、途上国の妊産婦支援に取り組んできた。
 次女を身ごもった4年前、産科医から「『夫が避妊してくれなかった』と中絶を選ぶ40代女性が多い」と聞いた。「避妊具が足りず、安全な中絶もできない国もある。日本は避妊をしようと思えば選べるのに、意識が甘いのでは」
 恋愛、セックス、避妊、妊娠、産むか産まないか。10代のうちから正しい知識を身につけ、望まない妊娠や性感染症を防ごうと呼び掛ける「I LADY.(アイレディー)」キャンペーンを企画し、女子大などを回る。11日の国際ガールズデーに合わせて冊子を作り、配布を始めた。
 恋人に束縛されることを愛だと思い込む人や、月経をコントロールする低用量ピルは悪いものと信じている人もいる。「『目覚めよ』と念じて活動しています」
 夫と娘2人と住む静岡から東京へ新幹線で通勤する。息抜きは晩酌。「娘たちに『母、お疲れ』と言われるのが至福の時」だ。(中田絢子)

 

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