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花の命に感謝「六角堂花供養会」花行列も艶やかに

THE PAGE - 4月21日(金) 20時50分

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(THE PAGE)

 山伏の法螺貝を合図に、僧侶や振り袖姿の女性、稚児など約50名が、「池坊短期大学」(京都市下京区)を出発して烏丸通りをゆっくりと練り歩いた。行列には、大作いけばなを乗せた花神輿や花車も登場し、華やいだ雰囲気はひときわ注目を集めた。これは「六角堂 花供養会」で、華道発祥の寺院である六角堂頂法寺の特別行事だ。見物人らは「すごい、きれいね」などとしきりに写真を撮っていた。
 「六角堂 花供養会」は、いけばなとして生けた草花への感謝と花の命を供養する行事だ。いけばな発祥の地である六角堂本堂でこのほど盛大に執り行われた。

 花行列は「池坊短期大学」を出発。巨大な花御輿や花車を中心に、山伏の法螺貝の音とともに、僧侶をはじめ、振り袖姿の女性、稚児、花御輿を担当するIKENOBOYSのメンバー、花車の担ぎ手などが、池坊短期大学から六角堂まで烏丸通りを600メートル練り歩いた。

 花神輿は高さ3メートル、花車は高さ1.2メートル。外国人の観光客らも熱心に見守っていた。六角堂へ到着後は僧侶が本堂内へ入堂し、花供養会の法要が営まれた。祈祷を受けたあと、今年の代表者である“春の花姫”の池坊京都支部の西村奈於さん(21)が、菊の花をご本尊に献華した。西村さんは、関西学院大学3回生で、関西学院大学ミスキャンパス、池坊華道歴2年。なお、華道の未来を切り開く若手華道家の中から花行列の代表として春の花姫は選ばれるという。
 その後、花行列参加者が次々に花を手向けた。「今年で2回目になります。必ず春に行うというわけではないのですが、今回は50人ほどの花行列となり、華やいだ花供養会になりました」(華道家元池坊総務所)

 華道発祥の寺院「六角堂頂法寺」ついては、こんな歴史がある。

 今から1430年前、聖徳太子が創建した「六角堂」の池のほとりに小野妹子を始祖と伝える僧侶の住坊があった。毎日、ご本尊に花を生けて献じていたが、その生け方が素晴らしいと評判になり、池のほとりの坊(池坊)に花の生け方を習う人々が増え、華道に発展したという。その僧侶は池坊の初代家元で、現在も家元は代々「六角堂頂法寺」の住職を務めている。
(文責/フリーライター・北代靖典)

 

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