MY J:COM

確認・変更・お手続き

最新ニュース

エンタメニュース

インタビュー

科学・宇宙

まるでSF映画の世界!米大学研究チーム、脳の信号をスムーズに文字に変換することに成功

Discovery Channel - 7月31日(水)

米国の医師らが、重度の障害を持つ患者らのコミュニケーションの変革を目的とした研究で、会話をするための脳内信号をスムーズに文字に変換することに成功した。

脳内信号を文字に変換する研究は他にも行われてきているが、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の医師エドワード・チャンを中心とするチームが発表した今回の研究は画期的だった。特定の単語を脳の信号から抽出し、自然な会話のようなスピードで文字に変換していく最初のものとなったからだ。

Natureに掲載された今回の研究は、Facebookにより資金提供を受け、3人のてんかん患者の協力を得たことで可能となった。手術前だった患者らは、発作の兆候を調べるために脳の動きを読み取る機器を装着しており、普通に会話をすることも可能な状態であった。

機器から得たデータを元に、研究チームは、患者らの脳の特定の動きと、質問をした際の答えの脳の動きをパターンとして一致させるソフトウェアを開発した。ソフトウェアはそれぞれ、71%と61%の正確さで言語を認識し、瞬時に文字化することに成功したとしている。

Credit: Jesse Orrico on Unsplash

この研究では、唇や舌、顎、喉などを動かすための脳の信号から言語を抽出しているが、これらの信号を抽出することが難しい患者も多く存在している。また、数少ない被験者を対象に行ったものであるため、同じソフトウェアが他の被験者にも使用できるかは検証が必要だとしている。

研究チームの一人、デビッド・モーセは、今回の研究はごく限られた語彙を使って達成した成果であることには注意が必要だとし、将来的にさらに柔軟で正確な翻訳を可能にすることを望んでいると英ガーディアンに説明している。

人のコミュニケーションに変革をもたらすこの研究は、まだ始まったばかりだ。

(2019/07/31)
 

最新の記事

掲載情報の著作権は情報提供元に帰属します。
Copyright @2019 Discovery Japan, Inc. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.