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見つけた天体200以上、世界的天文家・関勉さんはいまも徹夜で観測

朝日新聞デジタル - 5月13日(金) 9時47分

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(朝日新聞デジタル)

 天体探索を約70年続け、多くの彗星(すいせい)や小惑星を発見してきた高知市出身の世界的なアマチュア天文家・関勉さん(91)が、高知県の名誉県民に選ばれ、12日に市内で名誉県民証などの贈呈式があった。関さんは今も徹夜で観測するといい、「まだ10年はできそう。宇宙の謎を解きたい」と意欲を見せた。
 関さんは1950年から、県内を拠点に天体探索を続け、これまでに六つの彗星と223の小惑星を発見。20世紀最大級の「イケヤ・セキ彗星」の発見者の1人で、世界的に知られるコメットハンターだ。県立芸西天文学習館(芸西村)では81年の開館以来、講師を務め、天文の魅力を年代を問わず今も幅広く伝える。
 関さんはこの日の会見で、最初の彗星の発見まで10年以上かかり、一度は探索を休んだことを明かした。そんな時も、「どんなに苦労しても、(人生の)目標が向こうにきらきら輝いている。美しい星空を見ているだけで幸せだ」と思い直すと、すっと彗星が現れ、見つけることができたという。
 星の発見者には命名権が与えられ、県内の地名などを多くつけてきたといい、「観測しているとよさこい節が聞こえてきそう。空は高知の名前でいっぱいです」と笑った。
 名誉県民は2011年に制度化され、これまで漫画家のやなせたかしさん、洋画家の奥谷博さんが選ばれており、関さんは3人目。(今林弘)

 

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