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首相、5年半ぶり福島第一原発を視察 桜田氏に言及せず

朝日新聞デジタル - 4月14日(日) 20時7分

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(朝日新聞デジタル)

 安倍晋三首相は14日、東日本大震災で事故を起こした東京電力福島第一原発を約5年半ぶりに視察した。同原発が立地する福島県大熊町で被災者らとも交流したが、応援する議員について「復興以上に大事」と発言して辞任した桜田義孝・前五輪相に言及する場面はなく、復興のアピールに終始した。
 首相は1~4号機が見渡せる高台などをマスクなしのスーツ姿で視察し、廃炉作業の説明を受けた。「前回は防護服に身を固めて視察した。皆さまの献身的な作業でここまで来ることができた」と作業員らを前に話した。首相が福島第一原発を訪れるのは2013年9月以来、3回目。メルトダウンを起こした1~3号機のうち、3号機では今週にも使用済み燃料プールからの核燃料の取り出しが始まる。
 首相は同原発視察に先立ち、避難指示が一部解除され町内で業務を再開する大熊町の役場新庁舎開庁式にも出席。町内でとれた米のおにぎりを食べ、新庁舎で被災者と懇談した。原発事故時の対応拠点となったスポーツ施設「Jヴィレッジ」などを巡った。同所は来年3月の東京五輪の聖火リレーの出発地となる予定で、首相は「福島の皆さんとともに復興五輪の開幕を、そして復興が進んでいる福島の姿を世界に発信したい」と出発時に自らも立ち会う考えを示した。
 だが、一連のあいさつや交流の場で桜田氏については触れなかった。
 首相は視察後、「閣僚全員が復興大臣であるという安倍政権の基本方針を胸に刻みながら、政府一丸となって福島、東北の復興を成し遂げる日まで全力を尽くす決意だ」と記者団に語った。記者団から「桜田氏について被災者に謝罪しなかったが、理解されると思うか」と問われると、「今日は皆さんから話をうかがい、私の考えを述べた」と語り、具体的な回答はしなかった。(太田成美)

 

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