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寝る前の軽食は健康にいいことも?意外と知らない「おやつ」と「間食」の世界

Discovery Channel - 4月9日(火)

多くの人にとって楽しみな「おやつ」の時間。

日本では一般的に午後3時がおやつの時間とされており、社会人も3時の休憩時間にお茶と一緒にお菓子を食べることがあるだろう。

生活の中で当たり前になっている「3時のおやつ」だが、どのように始まり、どういった意味があるものだったのだろうか。そして、間食であるおやつを食べることによって何がもたらされているのだろう。

 

目次

  • おやつの世界
  • おやつの時間とティータイム
  • 寝る前に食べる間食は健康にいい?
  • おやつがもたらす効果

 

おやつの世界

Credit: Creative Commons

日本おやつ協会によると、「おやつ」という言葉は、日本でかつて使用されていた中国由来の時報「十二時辰」における八つ時(やつどき)(午後2時頃)が語源だと言われる。1日2食であった時代の「間食」として、八つ時に煎餅や甘味などを食べていたのである。

食事のつなぎとなる軽食だった「おやつ」だが、現在の日本で食べられるものは一般的に菓子類が多い。海外では、英語のスナック(Snack)がお菓子だけでなく軽食を意味しているように、お菓子に限らない間食であることが多いようだ。決まった時間に菓子類を食べる「おやつ」は、日本特有の文化なのかもしれない。

 

おやつの時間とティータイム

Credit: Joanna Kosinska on Unsplash

日本以外でも、午前11時頃や午後3時頃に間食をとる習慣がある。例えばアメリカでは、労働時間の合間の休憩時間に軽食(Snack)を取ることがある。しかし、あくまで間食であるため、菓子類に限定されず、サンドウィッチやハンバーガーなども含まれる。

休憩時間やおやつの時間を想像してしまう「ティータイム(Tea Time)」だが、スコットランドなどイギリス北部においては朝食と夕食など、食事の時間を指すことがある。これは、常にお茶を飲んでいるイギリス人にとって、お茶を飲むことを特別な時間としないことが理由だとされる。(イギリス南部では異なる)イギリスでお茶休憩を指す言葉は「ティーブレイク(Tea break)」となる。

イギリス文化を象徴する「アフタヌーンティー」も、菓子類ではなくサンドウィッチやスコーンなどの軽食と紅茶を中心とした食事であり日本的な「おやつ」ではない。さらに、日本ではスナック菓子とされるポテトチップスやビスケットは、欧米では食事の付け合わせとして出されることもある。

 

寝る前に食べる間食は健康にいい?

Credit: Daiga Ellaby on Unsplash

おやつの時間といえば午後3時であるが、欧米では「Bedtime Snack」「Latenight Snack」と呼ばれる、寝る前に食べる間食が存在する。

就寝前にとる間食は空腹による目覚めを防ぐため、良い睡眠を得ることができるという研究結果がある。口にするのは、ミルクやハーブティー、牛乳入りのシリアル、ピーナッツバターが乗ったトースト、チーズとクラッカーなどが良いとされる。

これは、体の健康維持に欠かせないアミノ酸「トリプトファン」がタンパク質が多い食材ほど多く含まれており、炭水化物を同時に摂取することで脳がトリプトファンを吸収しやすくなるためだ。さらに、トリプトファンには眠気を誘う効果も持つという。

だが、高脂肪食品、ニンニク風味の香辛料が使われた食事、アルコール、カフェインを含む食べ物などは、健康的な睡眠の妨げになるため注意が必要だ。また、糖尿病患者の場合は、就寝前の食事によって睡眠中や朝の血糖値に大きな影響を与えるため避けたほうが良いとされる。

 

おやつがもたらす効果

 

Credit: Chris Liverani on Unsplash

おやつの中でも菓子類は油や砂糖が多く使われていることもあり、健康面で心配されることが多い。そういったおやつは私たちにどのような影響を与えているのだろうか。

イギリスのカーディフ大学の研究者らによる2014年の発表では、お菓子と幸福感の関連性が示された。研究は平均年齢19歳のボランティア100人を対象に実施され、フルーツや野菜をおやつとして食べている人の幸福感は、スナック類を食べている人よりも高いという結果になった。

実はこれまでの研究でも、チョコレートやポテトチップス、ビスケットなどのスナックは、ストレスの増加、認知障害、仕事のミスなどとの関連性が示唆されていた。その中でもチョコレートは、衝動的な食事やうつ病との関連性が指摘されている。

しかし、この結果はダークチョコレートの場合は変化する可能性があるなど、チョコレートそのものに原因があると断定できるものではない。また、これらの研究自体も、おやつが精神状態に影響を与えているのか、精神状態が口にしたいおやつに影響を与えているのかは特定できていないとしている。

イギリスのアフタヌーンティーや、日本おやつ協会が定義するように、おやつや間食は食べることだけが目的ではない。気分転換や、仕事仲間や友達とのコミュニケーションの手段でもあるのだ。

バランスの良いおやつや間食は、私たちに生きる力を与えるものであることだけは確かだ。

(2019/04/09)
 

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