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仏マクロン大統領を平手打ちした男、翌々日に実刑判決

朝日新聞デジタル - 6月11日(金) 11時43分

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(朝日新聞デジタル)

 フランスのマクロン大統領が地方視察中に地元の男に平手打ちされた事件で、仏南東部バランスの裁判所は10日、被告の男(28)に禁錮4カ月の実刑判決を言い渡した。仏紙ルモンドによると、裁判は被告の同意の下、迅速に手続きを進める方式が採用された。
 平手打ちしたのはダミアン・タレル被告。マクロン氏が8日、仏南東部の村を訪問し、柵越しに住民らに話しかけようとした際に、マクロン氏の腕を左手で握りつつ、右手で平手打ちした。
 同紙によると、被告は裁判で、近くの「消滅しつつある小さな田舎町」で暮らしていると説明。幼い頃に父を亡くしたことでトラウマを抱いたことや、失業したり困窮者手当を受け取ったりしたこともあったことにも触れた。マクロン氏を「私たちの国が落ちぶれた象徴」だと考え、「自分は(マクロン政権に反対する)ジレジョーヌ運動に象徴されるものに打ち込んでいた」と明かした。
 現場には、平手打ちするつもりで来たわけではないと主張。当日の視察先でデモ参加者などが治安当局に排除されていたことから「深い不正義の感情が生まれた」と説明。「言葉で不満を訴えるだけではマクロン氏や、(仲間と考える)ジレジョーヌへのインパクトが小さい」と考え、暴行に及んだという。
 マクロン氏は10日の記者会見で、「フランスには表現の自由があり、政治家や政府を変えることもできるし、選挙にも出られる。私が生きた実例で、それが民主主義だ」として、憎しみや暴力に頼らないよう呼びかけた。(パリ=疋田多揚)

 

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