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「娘の武器は白衣だけ」21歳の犠牲、広がる波紋 ガザ

朝日新聞デジタル - 6月13日(水) 17時46分

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(朝日新聞デジタル)

 パレスチナ自治区ガザ地区で続くイスラエルや米国への抗議デモで、イスラエル軍に撃たれて亡くなった女性看護師(21)に対し、イスラエル軍は5日、「意図的、直接的に狙った銃撃はない」との声明を出した。撃たれた状況の調査も続けるとしたが、パレスチナや国連など国際社会からは「過剰防衛だ」として非難が強まっている。
 女性はパレスチナの医療救援団体のボランティア看護師ラザン・ナジャルさん。1日午後、イスラエルとの境界から約100メートルのデモの現場で負傷者を助けようとしたところ、胸を撃たれて亡くなった。
 デモはパレスチナ難民の帰還を求め、米大使館のエルサレム移転にも抗議し、3月末から続く。ガザ地区南部ハンユニス郊外の自宅で取材に応じた母親のサブリーンさん(43)によると、ラザンさんは当初から現場で救急活動に当たっていた。
 心配するサブリーンさんに「白衣と(医療従事者を示す)身分証明書が私を守ってくれる。人道支援をしているだけだから大丈夫」と話したという。
 戦争で傷ついた人を治療する看護師になることが、子どもの頃からの夢だった。「いつも笑顔を絶やさず、他人に手を差し伸べ、誰からも愛されていた」。サブリーンさんは血に染まった白衣を携えて語った。
 「彼女の唯一の武器は白衣だった。デモの現場で人の命を救っていた娘を撃つなんて。国際社会は世界的な人道問題を見過ごさず、中立的な独立したチームによって調査してほしい」

 

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