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吉右衛門むせび泣き「勝ち逃げずるいよ」

スポニチアネックス - 7月12日(木) 6時0分

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(スポニチアネックス)

 ◇桂歌丸さん告別式(2018年7月11日 横浜・妙蓮寺)
 友人あいさつに立った歌舞伎俳優の中村吉右衛門(74)は悲しみのあまりむせび泣いた。「訃報をテレビで知った時は“えー”っと…、うう…。年を取ると涙腺が緩くなりまして…。本当にショックでございました」と言葉を絞り出した。
 ともに落語界と歌舞伎界を長く先導してきた重鎮。互いに相手の高座と芝居を見て学び、芸を深め合う間柄だった。思い出は吉右衛門が夫人と06年に行ったパリ旅行。偶然にも歌丸さんも海外公演で訪れており、会場に行くと歌丸さんは「奇遇!」と驚き、手を握り合って喜んだという。
 駆け出しの頃に「この人の将来に懸ける」と言って結婚した冨士子夫人、そう言わせた歌丸さんに感服していた。「奥さまの見抜いた通り、師匠は落語を残し、落語のお客さまを残し、やるべきことをすべてやり尽くして旅立たれた。言ってみれば独り勝ち。ですから、私は最後に師匠にこう申し上げたい。師匠、“勝ち逃げはずるいよ”ということでございます。お疲れさまでした」。オチをつけて友人を送り出した。

 

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