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中井貴一が打ち明ける、第二の父・高倉健さんの“遺品”への思い「僕も死ぬ前に、これを後輩に…」

スポニチアネックス - 9月12日(木) 22時55分

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(スポニチアネックス)

 俳優の中井貴一(57)が12日放送のフジテレビ「直撃!シンソウ坂上」(木曜後9・00)に出演、2014年に亡くなった名優・高倉健さん(享年83)とのエピソードを語った。
 「俺のオヤジがこんな人ならいいなと思っていた」
 中井の父は「国民的二枚目俳優」と呼ばれた佐田啓二さんだが、中井が2歳のときに自動車事故で亡くなり、「思い出はゼロ」。映画界で出会った高倉さんが“第二の父”のような存在だった。
 中井は19歳で俳優デビューした。デビュー作は映画「連合艦隊」で若き特攻隊員役だった。この映画を見た高倉さんは中井宛てに「とても素晴らしかった。いつかあなたとご一緒すると思います。役者道をちゃんと進んでください」とメッセージをおくったという。その言葉通り、1994年公開の映画「四十七人の刺客」で中井は高倉さんと共演した。
 中井自身、かつて「俳優人生の大きな転機」と語った作品が、中国映画の「ヘブン・アンド・アース 天地英雄」(2004年)だった。高倉さんに「海外の映画を1本経験することは、国内の映画10本分の価値がある」とアドバイスされ、出演を決めたが、撮影現場は“地獄”だった。
 中国人スタッフ200人、日本人は中井ただひとり。会話はすべて中国語だった。ロケ地は新疆ウイグル自治区だったが、拠点のホテルから3日かかる。「そこから10日出番がないんですよ」と中井はブチ切れた。
 「もうやってられるか」。ホテルで荷物をまとめて日本へ帰国する寸前に、電話がかかってきた。
 高倉さんからだった。中井は過酷なロケ現場、慣れない中国のやり方をすべてぶちまけると、高倉さんは「お前は何をしにそこに行ったんだ? 途中で帰ってくるって一番ダサいよな」と諭した。中井は“第二の父”の言葉に「わかりました」と答え、撮影現場に戻ったという。
 中井は、映画賞を受賞したときに高倉さんからプレゼントされたブレゲ(Breguet)の高級腕時計も披露した。
 「(高倉さんが)家まで来てくれて…。短パンにグッチのローファーを履いてポロシャツで襟たててポルシェに乗って。貴一ちゃん、おめでとう。オレが使っていたやつだけど、これ、使って」
 いまでは高倉さんの遺品となったこの時計に、中井は特別な思いを抱いている。
 「僕は(高倉さんから)時計をいただいたと言われるけど、預かっていると思っている。これは、僕が必ず死ぬ前に、自分が『この人だ!』と思う後輩に譲って死のうと思っている」と語った。
 スタジオのアンジャッシュ児嶋一哉(47)は「誰がもらえるんだろうね?」と興味津々。大久保佳代子(48)は最近、ドラマ出演することのある児島に「あるかもよ」と茶化すと、児島は「ねえよ」と吐き捨てた。

 

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