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「置き薬」の富山の老舗、10品目を自主回収 20年以上も製造不正

朝日新聞デジタル - 10月14日(木) 7時52分

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(朝日新聞デジタル)

 「置き薬」の老舗として知られる製薬会社の広貫堂(富山市)が、国から承認を受けたのとは異なる手順で製造していたなどとして、「胃腸反魂丹」など10品目の自主回収を始めた。健康被害の報告はないという。社内調査の結果、不正は少なくとも20年前から続いていたとみられるといい、同社は製造販売している全品目(計約190品目)の調査を進めている。
 自主回収しているのは、胃腸反魂丹▽浄血丸▽顆粒(かりゅう)ネオ眞治S▽広貫堂複方熊膽丸▽廣貫堂ネオ眞治S▽廣貫堂胃腸薬細粒▽散剤せきどめ▽チュアマシンA▽歯痛頭痛ヒロリン▽パナワンの10品目計約336万個。すべて配置薬で、一部は薬局や通信販売で全国に流通しているという。
 胃腸反魂丹など6品目は、国の承認書に記載していない添加物を使ったり、添加物の量を10%以上増やしたりしていた。歯痛頭痛ヒロリンなどの4品目は、出荷後の安定性試験で承認基準に適合しない結果が出たという。7品目は今年5月までに製造を終了している。
 富山県が1日に無通告で実施した立ち入り調査で、1品目の不正が発覚。社内調査を実施したところ、9品目の不正なども分かったという。県も同社の調査を続けている。
 県内の製薬会社では今年に入り、製造過程で不正があったとして、ジェネリック大手の日医工(富山市)や漢方生薬などの北日本製薬(上市町)が、県から業務停止命令を受けた。1876年創業の広貫堂でも不正が発覚したことで、「薬都とやま」のさらなるイメージダウンは避けられそうにない。
 問い合わせは広貫堂お客様相談室(076・424・3088)。(野田佑介)

 

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