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中国不動産大手が巨額負債、投資家ら殺到 破綻すれば経済リスク

朝日新聞デジタル - 9月15日(水) 5時30分

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(朝日新聞デジタル)

 中国の不動産大手・中国恒大集団が経営危機に陥っている。中国の不動産バブルを背景に成長してきたが、強気な投資と事業の多角化が裏目に出て巨額の負債を抱える。事業の売却などで資金繰り改善を急ぐが先行きは厳しく、破綻(はたん)すれば中国経済に与える影響は避けられない見通しだ。
 「破産による再建手続きに入るというネット上の言論は事実ではない」「会社は未曽有の苦境に直面しているが、考えつくすべての手段で正常な経営を回復する」。恒大集団は13日夜、緊急声明を出した。経営が急速に悪化しているとの見方が強まる中、再建していく姿勢を強調した。
 ロイター通信によると、同日に深圳市の本社に同社の理財商品の償還を求め投資家約100人が押しかけた。
 恒大集団は国が所有する土地を仕入れてマンション開発を進め、中国の不動産バブルを追い風に急成長。2020年に物件販売面積で2位になった。不動産以外にも、映画制作や自動車製造、ヘルスケアなど幅広く事業を展開。傘下のサッカーチーム、広州FC(旧広州恒大)は2度のアジア王者に輝く強豪で、元イタリア代表DFのカンナバロ氏が監督を務める。
 ただ、右肩上がりの不動産市場での利益を見込んで土地の仕入れなど強気の投資を続けたほか、事業拡大で借り入れが増加。21年6月末時点で有利子負債は5700億元(約9兆7千億円)に上り、銀行からの融資の返済が難しくなり、資金繰りが厳しくなった。

 

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