猫用ユニットバス「ネコレット」 大和ハウスが発売
朝日新聞デジタル - 2月22日(月) 14時55分
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「猫の日」の2月22日、大和ハウス工業は猫用のユニットバス「ネコレット」を売り出したと発表した。
ネコレットは下の部分が猫用の水洗トイレ、上の部分が猫のシャンプー用シンクになっている。水洗トイレは、市販の砂が入ったトイレをかぶせて使う。落ちた尿を水洗で流し、飼い主がペットシーツを交換する手間をなくせる。センサーで猫の動きを検知し、自動で流すこともできる。フンは従来通り、砂と一緒に処理する。シャンプー用シンクは猫を洗いやすいよう、深めに設計したという。
価格は税込み36万3千円。新築やリフォームなどを含め、年間500戸への導入をめざす。
ネコレットの発案者は、人気バンド「DREAMS COME TRUE(ドリームズ・カム・トゥルー)」の中村正人さん。猫3匹を飼っていて、すでに利用しているという。同日の発表会で「猫用トイレの環境を保つことが大変で発案した。これまでのトイレからの移行もスムーズで、猫たちにもストレスは見られなかった」と語った。
コロナ禍で在宅時間が増えたことに伴い、ペットを飼い始める人が増えたとの推計もある。ペットフード協会が昨年12月に公表した調査では、昨年新たに飼われ始めた猫は前年比16%増の推計48万3千匹。比較可能なここ5年間でみると最も伸びが大きかった。(栗林史子)