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廃止された市内循環バス、異例の復活 予約制バスは不評

朝日新聞デジタル - 2月21日(日) 11時42分

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(朝日新聞デジタル)

 埼玉県幸手市は2016年に廃止された市内循環バスを、来年1月に復活させる方針を決め、新年度予算案に事業費2116万円を盛り込んだ。循環バスに代わって導入した予約制デマンドバスが「利用しにくい」と不評だったことが一因。県交通政策課によると、一度廃止されたコミュニティーバスが復活するのは県内で初めてという。
 幸手市内循環バスは1996年、市の公共交通として運行を開始。当初の運賃無料から、2011年に一律100円と有料化された。市内4路線で年3万人前後の利用があったが、バス停まで遠い人は使いにくいなどの課題もあり、16年3月末で廃止に。公共交通は15年10月から始まった予約制の乗り合いバス「市デマンド交通」に一本化された。
 ドアツードア方式で、料金500円で10人乗りのワゴン車「さっちゃん号」を走らせているが、昨年の乗客は1万人を割り込み利用は低調だ。市によると、利用者の約6割の行き先が病院で、時間が集中するため、「予約が取れない」との不満が寄せられているという。
 昨年3月に行った市民アンケートでは、公共交通として循環バスを望む意見が635人中484人と7割を超え、デマンドバスは1割前後。19年秋に就任した木村純夫市長がデマンドバスの見直しを公約に掲げたこともあり、循環バスを6年ぶりに復活させることにした。
 新たな循環バスは「中央」「東」「西」の3コースで計16便を運行させる計画。新年度予算案では、バス業者への委託料1105万円やバス停設置費用865万円を計上した。市担当者は「予約が必要なデマンド交通より、運行時間の決まった循環バスのほうが便利という声が多かった。郊外が広いという幸手の特性もある」と話している。

 

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