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低コストでいっぱい印刷 プリンター歳末商戦、本格化へ

朝日新聞デジタル - 11月8日(木) 13時56分

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(朝日新聞デジタル)

 年賀状書きが佳境を迎える歳末に向けて、プリンター商戦が本格化する。最近は各社が大容量のインクを備えた機種をこぞって投入。高額な純正インクの買い替えで稼ぐビジネスモデルが転機を迎えている。
 「低インクコストを実現」「ジャンジャン印刷するならお得!」
 ビックカメラの名古屋JRゲートタワー店は、プリンター売り場に大容量型インクの機種が並ぶ。4〜9月の大容量型の販売台数は前年同期の約4倍に増えた。中心はセイコーエプソンの「エコタンク」搭載モデル。インクカートリッジの従来型に対し、大容量のボトルからプリンター内のタンクにインクを注入し、交換頻度が少なくて済む。売り場担当者は「コストを気にする個人事業主や飲食店の需要があり、伸びが期待できる」。
 9月にはブラザー工業も大容量の「ファーストタンク」モデルを投入した。インク容量は黒が従来型の約16本分、カラー(3色)はそれぞれ約10本分。月300ページ印刷しても、1回のインク交換で1年以上使える。カートリッジ価格は従来型の4〜5倍で、4色で計2万円程度するが、インク容量を考えれば割安。代表的な機種の本体価格は従来型の2倍弱、3万5千円程度の想定。ブラザー販売の三島勉社長は「高い消耗品を買ってもらって利益を出してきたビジネスモデルの大転換だ」。まずはインクジェットプリンターの販売台数の5%程度を大容量型にし、将来は2割に高める。
■改造品がきっかけ
 先行したのはセイコーエプソン。2010年にインドネシアで発売したのを皮切りに、16年に国内でもエコタンク搭載機種を売り出した。今年7月、大容量型の世界販売が累計3千万台を突破したと発表した。
 発売のきっかけは、海外で純正インクカートリッジの価格が高いとして、プリンターにインクタンクをとりつけた改造品が出回っていたからだ。ニーズがあるとみて大容量のインクを備えたプリンターを売り出したところ、好評だったという。キヤノンも2月、大容量型のプリンター「Gシリーズ」2機種を発売した。
 調査会社IDCジャパンによると、17年の国内のインクジェットプリンター・複合機の総出荷台数は前年比1・5%減の436万3千台。シェアは首位エプソン(43・8%)とキヤノン(43・7%)が伯仲し、ブラザー(10・3%)が続く。年賀状離れもあって市場が縮小する状況で、競争は激しさを増している。(竹山栄太郎)

 

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