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ソレンスタムさん 藍と共感できる点たくさん「ジュニア育成手伝って」

スポニチアネックス - 9月14日(木) 9時36分

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(スポニチアネックス)

 米女子ゴルフのメジャー最終戦エビアン選手権は14日から4日間、フランスのエビアン・リゾートGCで開催される。宮里藍(32=サントリー)にとっては現役最後の試合。スポニチでは大会を独占生中継するWOWOWとのコラボ企画で、宮里が憧れるレジェンド、アニカ・ソレンスタムさん(46=スウェーデン)にインタビュー。3回にわたって連載する。今回は最終回。
 ――宮里プロをどんなゴルファーだと思う?
 とても安定したプレーができる選手。何よりも自分のテンポがある。彼女のスイングは普通よりも長い時間がかかる。いつでもどこでもそのテンポが常に一定。身長も高くないし、決してパワーヒッターではないが、そのテンポがアイアンやアプローチに生かされ、パットにも影響を及ぼしている。彼女は自分のテンポでプレーすることで活躍していた。だから3パットがほとんどなかった。
 ――最も印象に残っているショットは?
 藍の素晴らしいショットはたくさん見てきた。印象深いのは3Wや5Wなどフェアウエーウッドのタッチの良さ。私よりも2番手か3番手、長いクラブで打っていたが、その長いクラブで私と同じくらい正確に距離を刻んでいた。誰もが300ヤードのショットを打てるわけではない。藍はそれを補って勝てることを見せてくれた。
 ――あなたと宮里プロはともに「ビジョン54」を信奉していた?
 彼女と知り合った最初の段階で私は「ビジョン54」を信じていると話した。「ビジョン54」を信じることとは、全ホールでバーディーを取ること、そしてポジティブに考えること、新しいゴールを設定すること、自分の限界を伸ばそうとすることだと説明した。その後、彼女は提唱者のピア・ネルソン氏とも話をして理解を深めルーティンを作り、ゴルフのいろいろな要素にそれを体現しようとしていた。私は精神的な強さにフォーカスし自分を信じること、悪いショットを打った時に誰かのせいにしない、自分自身に正直であることなどに重点を置いていた。「ビジョン54」は藍のゴルフに大きな影響を与えたと思う。
 ――現役最後の試合に臨む宮里プロに激励のメッセージを?
 エビアンでの活躍を祈っている。これまで素晴らしい功績を残し、日本の代表として戦ってきたことを誇りに思ってほしい。試合では会わなくなる訳だけだから、本当にお別れという感じになるので最後のハグをしたい。ただ今後もコンタクトは取り続ける。一緒に仕事をすることがあるかもしれない。私の財団では世界中のジュニアの女子ゴルフの普及と育成に力を入れている。藍にも日本でその活動を手伝ってもらえたらうれしい。共感できる点がたくさんあるし、エビアンで引退後のことについても話せたらいい。藍を心から尊敬しているし、第2の人生での成功を祈っている。宮里藍の最後の大会となるエビアン選手権。彼女の功績を称えるためにも、みんなで宮里藍を応援しましょう。=おわり=
 ▼ビジョン54 自分の可能性を信じれば誰でも潜在能力を最大限に発揮して素晴らしい成果を得られるという考え方。全ホールでバーディーを奪うとスコアが54になることに由来。ピア・ニールソン、リン・マリオットの両氏が提唱し、アニカ・ソレンスタム、宮里藍らが影響を受けた。
 ◆アニカ・ソレンスタム 1970年10月9日、スウェーデン・ストックホルム生まれの46歳。米アリゾナ大卒。93年プロ転向。米ツアーで72勝(メジャー10勝)を挙げ8度賞金女王に輝いた。元世界ランキング1位。日本ツアー8勝。08年引退。1メートル68。

 

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