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国会議員投入も逆効果の不安…自民都連「もり」「かけ」のツケ

スポニチアネックス - 6月20日(火) 6時0分

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(スポニチアネックス)

 助っ人と期待した国会議員が、失点要因になりかねない。それが今の自民党かもしれない。
 都議選告示まで1週間となった先週末、新人候補と多摩地区の主要駅に到着したのは、地元選出の萩生田光一官房副長官。だが、民進党の蓮舫代表らが演説の準備中で、車で10分ほど離れたドラッグストア駐車場に会場変更を余儀なくされた。
 萩生田氏といえば学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡り“加計ありき”の指示を出した疑惑が浮上。蓮舫氏はそこをやり玉に挙げ「この地区の皆さんは、より真剣に考えてほしい」と自民党を厳しく攻撃した。
 人通りの多い駅前を譲り、助っ人議員を攻撃材料にされた新人候補陣営は「我々としては粛々と活動するしかない」と複雑な思いを隠せなかった。
 党と都連が“かつてない挙党態勢”を掲げて臨む選挙。5月下旬から、国会議員を大量投入する力の入れようだ。だが違和感を感じる関係者も多い。1991年の都知事選で都連は現職鈴木俊一都知事を、党本部は元NHK磯村尚徳氏を推して分裂選挙を展開するなど、大小の選挙で候補者を巡り対立し続けてきた歴史がある。
 永田町の党本部では15日、候補者と東京選出の国会議員が集結して決起集会を開催。二階俊博幹事長は「選挙の時だけでなく、日ごろから党本部に来て話そう」と漏らした。
 永田町関係者は「都連では都議が国会議員を格下にみている。都の利権の多くは、地域に根ざした都議が握っている。都連は少しでも組織票を上乗せしたくて協力を求めたが、うまくいくかは分からない」と指摘する。
 都連が協力を要請した背景には「60人の候補のうち30人は当落選上」(下村博文都連会長)との観測がある。長く連携してきた公明党が都民ファーストと組み、第1党を転落した2009年以上の危機感がある。だが、なりふり構わず求めた協力が裏目に出かねない状況となっている。
 城東地区のある主要駅では現職都議を、閣僚経験者で地元選出の衆院議員が応援した。だが、足を止める人はなく、目の前でバスを待つ列ですら目線を外すほどだった。スタッフからは「人気のない人に来てもらっても困る」との声も出た。
 ≪厳しい第1党死守…狙うは過半数阻止か≫自民党は60人の候補を擁立。候補者59人が全員当選した前回のような結果は望めそうもなく、マイナスをどれだけ食い止められるかの戦いになる。第1目標は第1党の死守だが、第2党であっても都民ファーストと公明を合わせて過半数を阻止すれば合格ラインか。過去最多議席を獲得した前回の投票率は43・50%で21世紀以降では最低。一方で、44年ぶりに第1党を譲った09年の投票率は54・49%で、90年代以降では最高だった。投票率が50%半ばとなると、自民党に不利に働きそうだ。

 

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