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『ボンジュール、アン』エレノア・コッポラ監督×ダイアン・レイン インタビュー

MOVIE Collection[ムビコレ] - 7月6日(木)

『ボンジュール、アン』エレノア・コッポラ監督×ダイアン・レイン インタビュー
80歳の挑戦! 夫、コッポラ監督はあまり応援してくれなかった(エレノア・コッポラ)

『ボンジュール、アン!』
2017年7月7日より全国公開
(C)American Zoetrope,2016

夫は映画界の巨匠、フランシス・フォード・コッポラ。娘のソフィアも先日カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞、さらに息子も孫も映画監督という環境に暮らすエレノア・コッポラ。家族の監督作のメイキングなど、ドキュメンタリーを撮り続けてきた彼女は80歳にして『ボンジュール、アン』で長編映画監督デビューを果たした。

カンヌからパリまで、夫の仕事仲間の運転でのドライブ旅行を描くストーリーはエレノア自身の体験に基づくもの。ヒロイン、アンを演じるのは80年代からフランシスの作品に出演していたダイアン・レイン。気心の知れた2人が揃って来日した。


──とても楽しくて、同時に女性として、とても勇気づけられる作品でした。とはいえ、地味と捉えられがちなテーマでもあり、製作実現には苦労されたのではないでしょうか?

エレノア・コッポラ監督(左)とダイアン・レイン(右)取材協力:星のや東京

コッポラ:ストーリーを考えたり、脚本執筆の段階では非常に楽にできたけど、大変だったのはお金を集めること。それが一番のチャレンジでしたね。つまり、派手なドラマもカーチェイスなく、宇宙人もロボットも出てこないし、銃撃戦も列車の暴走もない(笑)。女性は分かってくれるけど、お金を出す男たちは「これじゃ映画にならない」と言う。本当に苦労して、資金集めに6年もかかりました。

──コッポラ家では、映画はファミリー・ビジネスと言っていいと思いますが、今回の挑戦について、ご家族の皆さんと話し合ったりは?

コッポラ:夫は最初、あまり応援してはくれなかったんです。実現は無理だと思っていたみたい。それで私が悲しむことになると考えて、あまり積極的に応援はしなかった。でも、もう製作が始まるというところまでこぎつけた時に問題が発生したら、彼は手を差し伸べてくれました。そういうトラブルへの対処の仕方をよく知っているから。

──ダイアンさんは10代の頃からフランシス・コッポラ監督の映画に出演されていて、コッポラ家のこともよくご存じだと思いますが、エレノアさんに声をかけられた時に、どう感じられましたか?

レイン:すごくわくわくしました。彼女がそういう夢を持っていたことを知って、わくわくしたんです。そして映画が完成して、一緒に取材を受けながらエレノアの話を聞いていると、彼女が「今度は私の番よ」と声を上げるのに、どれだけの勇気を要したかがわかった気がします。

インタビュー中の様子/ダイアン・レイン(左)とエレノア・コッポラ監督(右)

──監督としての彼女はいかがですか。

コッポラ:私、席を外そうかしら(笑)?

レイン:大丈夫よ(笑)。彼女が多くの経験を重ねてきたことはよく知っています。映画監督である家族の世話をしながら、映画作りの過程をずっと見てきたわけだから。食事をとらせて、心配事を聞いてあげて、サポートしてきたんです。そんな彼女が自ら運転席に座る瞬間、つまり彼女が舵を取る瞬間に立ち会えたのは、とてもうれしかった。車に乗るのも、運転するのとしないのとでは全然違うから。

コッポラ:素晴らしい例えね。

レイン:彼女の勇気を通して、私も喜びを味わいました。エレノアには前にも話したけど、この映画に『ワン・フロム・ザ・ハート』というタイトルをつけられなくて残念。“心から来ているもの”という意味だけど、フランシスの作品にすでにつけられているから。

(2017/07/06)
 
エレノア・コッポラ
Eleanor Coppola

1936年5月4日生まれ。アメリカ、カリフォルニア州出身。カリフォルニア大学卒業後、フリーのデザイナーとして働き、1962年にフランシス・フォード・コッポラと出会い、結婚。二男一女をもうける。夫の監督作『地獄の黙示録』(79)の製作現場を追ったドキュメンタリー『ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録』(91)を共同監督し、エミー賞など多数受賞。以降、家族の監督した映画の現場を追うドキュメンタリーを手がける。『ボンジュール、アン』は初のフィクション映画。

ダイアン・レイン
Diane Lane

1965年1月22日生まれ。アメリカ、ニューヨーク州出身。子役として活躍し、『リトル・ロマンス』(79)で映画デビュー。1983年にフランシス・フォード・コッポラ監督の『アウトサイダー』に出演。コッポラ監督作ではほかに『ランブルフィッシュ』(83)、『コットンクラブ』(84)、『ジャック』(96)に出演。『運命の女』(02)でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、NY批評家協会賞、全米批評家協会賞を受賞。近年は『マン・オブ・スティール』(13)、『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』(15)、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(16)に出演。今年は『ジャスティス・リーグ』(17)の公開も控える。

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