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海に浮かぶ鉛色、異形の塊 製錬所国内シェア1位の契島

朝日新聞デジタル - 5月19日(金) 13時48分

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(朝日新聞デジタル)

 重たい鉛色の海面に浮かぶ異形の島影。瀬戸内海の契島(ちぎりしま、広島県大崎上島町)は、年間約9万トンの鉛を生産し、国内シェア1位を誇る製錬所の塊だ。
 かつて銅の製錬が行われていた島を1950年に東邦亜鉛(東京都千代田区)が買収した。現在は国内で唯一鉱石から鉛の製錬を行う。島ではオーストラリアや南米から兵庫県の飾磨(しかま)港を経由して船で運ばれた鉱石を溶鉱炉で溶かし、電気分解して純度を上げる。生産された棒状の鉛は主に、自動車用の蓄電池用に出荷される。
 一般の人は立ち入ることができない約9万平方メートルの島には七つの工場や物流センターのほか、約30人の作業員たちが住む社宅も立つ。(鬼室黎)

 

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